さてさて、旅はまだまだ続きます。
今回の北海道訪問のそもそもの目的、それは、絵美ちゃんに会うことでした。彼女は、軽井沢のスパザフォレストの開業メンバーとして一緒にお仕事したセラピストです。ゲストから、そして総支配人から絶大なる人気がありました。退職が決まって、総支配人にお知らせしたときの、全身から”がっくりー”した雰囲気に満ちた瞬間を、今でも忘れることができません。ある意味セラピスト冥利に尽きると言うか・・。そんな彼女は、もともと、ウィンザーホテル洞爺のブルームスパのメンバーで、私が軽井沢のプロジェクトをかなり急遽やる展開になった際、OGネットワークで駆けつけてくれた人です。当時彼女は、インドにヨガの修行に行っていました。
故郷の洞爺をこよなく愛していて、私と仕事をしていた際も、地域おこしについて、熱く語っていました。そうは言っても、実行に移す人はなかなかいないのですが、彼女は、まず湖畔に素敵なお店を開きました。それがここ
絵美ちゃんが企画した洞爺ガイドマップ
若き商店主たちや、観光ガイドなど、洞爺を盛り上げる仲間たちと、活動をしつつ、ヨガ教室も継続する活躍ぶり。そして、出会いがあり、結婚→出産。「SPA INLIFE」の出版お祝いの会をスパスタッフが開いてくれた時、洞爺の想い出満載のこの本を、絵美ちゃんにも届けねば!と思ったのです。ついでに、オリジナル商品も。ちょうどいい季節にさしかかっていたので、郵送よりは、ハンドキャリ~と思って、北海道行を決めました。
絵美ちゃんの笑顔パワーは健在で、あっという間に元気になれちゃいます。手は変わらずふわふわなのですが、存在そのものが癒しになる、こういう人を天性のセラピストと言うんだろうなあ、と思いました。そんな絵美ちゃんとお店をバックにパチリ。
筋膜マッサージのスペシャリストだった彼女には、退職後も、トレーナーとして東京に来てもらったことがあります。そのタイミングでは、このお店を準備中で、事業計画やPRを立案している最中だったようです。トレーニングの合間に、”スパでの業務を通して、数字を扱うこと、計画を立てることの面白さを知ることができた、それがお店をやることにつながってます”と話してくれました。当初は、PCの前に座ることにも抵抗感があると言っていた彼女。業務どうかなあ、と心配したこともありますが、この言葉はとっても嬉しかった。そして、彼女の夢の実現を見ることができ、幸せな時間でした。