大分の商人塾に呼んでいただいたご縁で、大分県日出町の東京でのイベントに誘っていただきました。色んな地方自治体のイベントに声をかけていただくのですが、県や市の単位でも、これといったコンテンツが無い場合もあります。それが、”町”どんな内容なんだろうと?と期待半分・不安半分でお邪魔したのですが、ビックリするほどの充実度でした。
まずは、冊子類やお土産の質の高さが秀逸なのです。
漁業、農業、工芸に取り組む”人”の紹介が、記載されています。そして、その作り手さんからの恵みが、そのまま料理として供されました。
会場は、銀座の坐来大分。日出町の食材だけでコース仕立てになっています。一つの町だけで、魚も肉も、野菜も果物も、そして、お箸も揃うところは、そうそうありません。一つ一つが吟味され、食材の良さを引き出す調理方法で素晴らしかったです。
お食事で使った竹のお箸は、懐紙で拭いて持ち帰ります。こういうセンスも素敵。
町での過ごし方が、滞在プランで提案されているのですが、城址を着物で散歩する、お寺で抹茶をいただく、といった旅の時間が、多くのボランティアの方たちに支えられて提供されます。漁船で夕陽を見にいくツアーなど、とても良く考えられていました。
同じテーブルに、旅行会社の方や、海外サイトのブロガーの方が座っておられたので、意見を伺ってみたところ、大絶賛されていました。
あれもない、これもない、とまずはハードを作ってしまう地方自治体が多い中、とても上質で、心が籠ったプレゼンテーションでした。そして、その数日後、とても丁寧がお礼状が町長さんから届きました。
日出町訪問、誰を誘おうかなあ、とすでにワクワクしています。別府にも寄りたいし。こうやって、日本のあちこちに、友達が出来て、会いに行ける人が増えることが、とっても嬉しい。