GWはいかがお過ごしでしたでしょうか?3年ぶりに行動制限のない状態になったので、全国各地賑わいが戻ってきたようで、何よりです。さて、私はといえば、もともとGWは遠出をせずに都内で過ごす派ですが、まだまだ足が完治していないことと、事故以来、何かと先送りしていた仕事のリカバリーのため、基本おうち派の期間となりました。
このGW中に是非ともやりたい、と思っていたこと、それは家具の地震対策です。長年使用していた家具が、ゆらゆらグラグラしていて、いつかは何とかしなきゃと思っていたのですが、怪我療養で在宅(というか在室)時間が長くなると、本当に気になって仕方が無く、買い替えか工事、と思うようになりました。
一度は、買い替えの方向で、ギブス装着中から、ネットで家具探し(数少ない楽しみでした・・・)をしていたのですが、いまひとつピンとくるものが見つかりませんでした。あと、やっぱり現物を見たいと思ったものの、長時間の買物には、まだ気持ちが盛り上がりません。買い替えを躊躇している理由の一つは、この家具に歴史があるからでもあります。
私がコンサルティング会社で仕事をスタートさせたとき、阿佐ヶ谷に住んでいたのですが、この頃、ほぼ毎日、終電後にタクシーで帰宅しており、新宿大ガード下の深夜渋滞を通過するだけで30~40分は余計にかかっていたのです。ただでさえ少ない睡眠時間が更に減る・・。これを何とかするには、山手線の中に住むしかない!でも家賃高すぎ・・と思っていたとき、会社の同僚が”引っ越ししたいんだけど、家具を引き取ってくれる人に明け渡したい”と言い出したのです。長崎出身の秘書の方で、家に帰ることにしたから、とのお話でした。この住居が、牛込柳町にあったレトロなビル。古い部屋だったのですが、とても素敵に住んでいる人でした。部屋の窓からは、隣のビルの蔦が見え、とっても風情があったのです。
”私家具を引き取りま~す!”と即決して、阿佐ヶ谷から牛込柳町への引っ越しを決意。まだ就職してそれほど年数が経過していなかったので、ほぼ貯金全額をつぎ込みました。その時に譲り受けた家具だったのです。それから、何度か引越しをしましたが、いつも一緒に移動してきました。
彼女はリネン庫として使っていて、棚の中には、来客用のシーツ(クリーニングしてある)、ふかふかのタオル、それに食事用のナプキン(これもクリーニングしてある)が、入っていて、ショップのショーケースみたいでした。一時は、食器棚として使用しましたが、今の家に引っ越してから、主にストールなどの布物を収納するようにして、以前のイメージに近づけています。
という風に、大事に使っていたのですが、気づけば、角がこんな感じに。
タンタンの仕業です・・。
あと、歪みが生じたことで、傷も拡大。金具もグラグラしてました。
何より、ストールを取り出す度に、ゆらゆら。このところ、地震も増えているので、心配はつのるばかり。
まずは地震対策、と思って、検索したところ、”くらしのマーケット”のページが出てきて、その中で、CUDDLEさんというお店が良さそうだったので、お願いすることに。
事前にメールでやり取りし、一番安心度が高い、金具取付にすることに。あと、”できる範囲で”で、この家具の傷みも補修できないか、お願いしてみました。
その事後写真がコレ。(作業後に送っていただきました)
もちろん耐震対策もバッチリ
おかげで、ゆらゆらの心配が無くなっただけでなく、綺麗になった家具を見つつ、毎日気分良く過ごしています。
とっても丁寧で親切な仕事ぶり。こういう出会いは、本当に嬉しいものです。